TABOO
『とりあえず、
メル友からいかがでしょう…?』
とだけ、返すのが
精一杯だった。
なかなか返信が
来なかった。
10分後返信が来る。
『俺は毎日でも
逢いたいけど♪
じゃあ毎日メールしていい?』
『いいけど
いつも返せるか
解らないよ?』
『いいよ。
旦那さんに、
気ずかれないようにしてね?』
『……ええ……』
『夜もメールしていい?』
『返事なかったら、都合悪いと思ってね?』
『うん。じゃあまた。』
その一言でメールは終わったかにみえた。
美沙が食事の支度をしようとした、その時。
レイからまたメールが来た。
……たった一言……
……好きだ……
と、書いてあった。
レイは何処まで
私の心の中に入ってくるのだろう。
美沙は返事を
打てずにいた。
美沙の頬にまた、
一粒の涙が伝っていた。
平凡な毎日に、
暖かな風が入った
瞬間だった。
これを浮気というのか解らないが、
やがてそうなるだろうと美沙は思っていた。
まだ22歳の青年に、こんな恋をさせてもいいのだろうか。
だかすでに
美沙の心は決まっていた。
