トライアングル2
「これ、お口に合うかわかりませんが…」


「わぁ~美味しそう!

ありがとね、花胡ちゃん」



花胡はにこっと笑って、ホッとした顔をした。



そーだよな、鈴と違っていきなり彼氏の家に

来るって、相当な緊張だよな…



「花胡、緊張してんな」


「そーだね」



隣に座ってきた鈴に話しかけた。



「花胡、こっち座ったら?」


「うん、ありがとう」



花胡と兄貴が座ると、鈴は台所に入ってって

かあちゃんの手伝いをしてた。



花胡は親父に話し掛けて会話しつつ

鈴とかあちゃんの姿を気にして見ていた。



まぁ鈴はがきの頃からの付き合いだから

仕方ないよな。



でも社交的な花胡だし、すぐにかあちゃんとも

仲良くなるだろうな。




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