LOVEPAIN④

眠る前に成瀬の事を考えていたからか、

自分の願望を映し出したような夢を見た



夢の中で私は、
成瀬とセックスをしようとしている



夕べ、そうなりたいと強く思ったけども、

そうならずに、そのまま私は部屋へと戻って来たからか




ベッドの上に居る私に、成瀬は覆い被さるように乗って来て、

その頬や唇にキスを落として行く




「――成瀬さん」


その自分の寝言で、
夢から覚めてしまう



頭の中はまだもやが掛かっていて、
本当に自分の上に誰かが居るけど、
呆然としてしまう



確かめるようにその相手の顔を見るけど、
薄暗い部屋でもそれは成瀬ではないと分かり、

誰かも分からない



その顔は、銀行強盗のような目だし帽で覆われている




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