LOVEPAIN④
いつ迄も泣いていても仕方ないと思い、
私は成瀬から離れる
泣き止むが、まだ横隔膜が痙攣していてヒックヒックとなるけど、
話す事は出来そう
成瀬のワイシャツは、私の涙で雨に降られたみたいにびしょ濡れで、
それを見ると少し笑みが零れた
そんな私の頬に残った涙の雫を、
成瀬が手で拭ってくれる
「お前、ストーカーに遭ってるんだろ?
今、お前が泣いてんのは、
それと関係あんの?」
「はい。
――えっ?!」
何故、私がストーカーに遭っているって、
成瀬が知っているのだろうか?!