LOVEPAIN④

「えっ?!
あなた、鈴木さんのサイン会迄来てたんですか?!」



「行くのは当たり前だろ!
俺は一応、こいつのマネージャーなんだから」


その言葉を聞いて、
日暮君はその事実に驚いていた


その反応を見ると、
日暮君は成瀬がマネージャーなのをやはり知らないみたい



と、言う事はやはり……




「あ、あなたが、鈴木さんのマネージャー?」


だからあのスタジオで見掛けた時も隣に居たのか、
と、日暮君はブツブツと一人言のように呟いている


そして、アッと気付いたように目を大きく開いた


「じゃあ、撮影会終了後に鈴木さんと抱き合ってたって言うマネージャーは、
あなた?」



「ああ。だったらなんだよ?」

< 256 / 497 >

この作品をシェア

pagetop