LOVEPAIN④
「篤、今回は相手が良かったからあれだけど、
お前、簡単に手ぇ出すなよ。
一応、社会人なんだから」
「え、成瀬さん!」
篤はその声に驚き、
部屋の中を覗いている
「篤君、久しぶり!」
「あ、三咲さんも」
篤は三咲さんを、知っているみたい
私がそうであるように、
成瀬を通して面識があるのだろう
「篤君、部屋の壁蹴ったの俺なんだよ。
寝てたの起こしてごめんね?」
「いえいえ。
べつにそれは気にしないで下さい」
え?
と、篤の顔を見てしまう
だってさっき迄、
あんなにも怒っていたのに……