LOVEPAIN④


篤が出て行き、玄関のドアの鍵を閉めて
再び定位置に戻って来ると



成瀬は床に寝転び、
スースースーと寝息を立てていた



寝てる




「あの、成瀬さん……」


しゃがみこみ、起こそうとそんな成瀬の体に触れようとした時




「寝かせてあげたら。
成瀬君、けっこう今日飲んでたから」


その三咲さんの言葉のように、
その眠りはお酒から来るものなのか、とても深そう




「風邪引かないでしょうか?」



今の季節、この時間でも気温はそれ程寒くはないけど、

寝転がっているフローリングの床は冷たい




「成瀬君、馬鹿だから大丈夫でしょ」




それって、あの馬鹿は風邪引かない、
とか言う迷信?!



でも、成瀬は前に熱出してた事有ったな




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