LOVEPAIN④

「アイツと会ってはないけど、
その教えて貰った携帯番号に電話して。
話した」


そうあっけらかんと言われて、
私だけが、え、とまだ慌てている




「電話でだけど久しぶりにアイツの声聞いた瞬間、込み上げて来るもんが有ってさ。

でも、向こうは俺の声聞いても、すぐには俺だって分かんないの。

えっと…って感じで、マジで考えてて」



「――はい」


どう応えていいものか分からなくて、
相槌を打つしか出来ない


もし、別れてからも好きな恋人にそんな風に自分だと気付いて貰え無かったら、

私なら凄く辛いな




「俺だけが引きずってたみたいで。

向こうは思い出す事も無かったみたい」




何か言わないとと思うのに、
言葉が出ない





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