LOVEPAIN④


自分の部屋へと戻って来てからも、
ずっと泣きっぱなしだった



マンションに着き、
車から降りる際も私は泣いてばかりで、

成瀬から逃げるように車から降りていた




部屋へと入ると、
そのまま床へと座り込み、

声を出して泣いた




最近の私は泣いてばかり……




「――なんで…」



何故、こうなってしまったのだろうか?




“絶対”だと思っていたものが、
こんなにも簡単に崩れてしまうなんて……




「苦しい……」



胸が痛くて、息が段々と苦しくなってくる……




耐えきれず床に体を倒してしまう




苦しい――





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