LOVEPAIN④


「篤、さっき広子があんたとセックスしたいって言ってた…」



「えっ?!」



「そんな事言ってませんっ!!」


酔いが醒めるようなそのモモさんの嘘に、
思わず大声を出してしまう




「篤、なに本気にしてデカくなってんの?

って、デカイのは元々かぁ」



「もう、マジ勘弁して下さいよぉ~」



そのモモさんと篤のやり取りに、

マリンさんとアンさんはさらにケラケラと笑っている



私も頭の中が酔いでほんわりとして来て、
楽しくて仕方なくなって来た


意味なく笑ってしまう




「あ、逃げた」



モモさんから篤は無事に逃げて、
テーブルを離れて行く


その時、篤はチラリとこちらを見たので、
目が合ってしまう



笑っている私を見て、
安心したように微笑んでくれて、

それが凄く嬉しかった



成瀬と芽衣子さんとの事で私が落ち込んでいるのを知っている篤は、

ずっとそれなりに私の事を心配してくれていたのかもしれない





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