Innocent Smile~ずっと一緒に~
“仔犬ちゃん”=恭哉のことだろう。
最近はいつも恭哉のほうからランチに誘ってきてた。
なのに、今日はいつの間にかいなくなってて。
今朝のことがあったから、無視されてるのかな。
ったく、子供なんだから!!
「何よ?“仔犬ちゃん”とケンカでもしたの?」
「いや…別に、ケンカだなんて…」
「じゃあ、何でそんなに元気ないのよ?」
私って、沙織先輩に指摘されるくらい顔に出てるんだ。
なんか、それって大人として情けないな。
「先輩、私って……
プライベートで遊んでそうに見えます?」
私の唐突な質問に、沙織先輩は不思議そうな顔を向ける。
「は? 佐那子が?
いや、逆にもっと遊んでもいいくらいでしょ。」
「そうなんですか?」
「そうよ。……っていうかさ、
何をそんなに考え込んでんの?
“仔犬ちゃん”と何かあった? それとも、宇田くん?」