Innocent Smile~ずっと一緒に~
「まさか、まだ佐那子自身に話がいってないとはな……
俺、先に喋っちゃっていいのかな…?」
「どうせ、うちの部長が話すの遅いだけでしょ。
そこまで言ったんだから、話してよっ!」
中途半端に言われたら、気になるに決まってるよ。
しかも、災難だとか気の毒だとか言われたら……
聖二はポリポリと後頭部を掻きながら、どうやら話す覚悟を決めたようだ。
「人事部に俺の後輩がいて、
たぶん、確実な情報だと思うんだけど……」
「…うん。」
「今年、社長の長男が入社したの知ってるだろ?」
「あぁ……話だけは知ってる。
社内で見たこととかは無いけど…。」
そうなんだ。
どうやら社長のご子息が、新入社員として今年入社してきたらしい。
一般的にはよくある話。