Innocent Smile~ずっと一緒に~
「宇田先輩、最初に言ったはずです。
“手を出したら承知しない”って。」
「…え?」
そういえば…恭哉と聖二が初めて会った居酒屋で、
恭哉はそんなこと口走ってたような気も……
もう何ヶ月も前の話だし、あの時は酔ってたんだと思ってたけど。
「わからないようでしたら、
生意気だけど、もう一回はっきり言いますよ。」
私の腕をギュっと掴んだまま、恭哉は聖二をじっと睨むように見つめる。
「俺の女に、手を出すなよ!」
ビックリした……
恭哉でも、こんな声が出せるのかと思うほど、
それは低くて怒りのこもった声だった。
口調も、一言一句はっきりと言うような調子で……
それがとても、恭哉らしくない。
視線は睨みつけたまま、聖二から決して逸れることはなく、この状況に心臓が痛い。