Innocent Smile~ずっと一緒に~

「彼とは同期なのよ。…だから仲良いの。それだけ。」

「あー、同期なんですかぁー!
同期って仲良くなりますもんねー!」


その理由で……納得してくれたのかしら?


「でもこの前は…
ただそれだけって感じには見えませんでしたよー?」

「え?!」

「宇田さんって、私たちの席の近くにいたんですけど、
突然佐那子さんのところに行っちゃったしー。」


優子ちゃんの向かいに座る遥ちゃんも、それには激しく頷いている。


「宇田さんは、好きなんじゃないですか? 佐那子さんのこと。」

「違うよ。仕事の話…してただけだって。」

「えー! あんなところで普通、仕事の話しますぅ~?」

「いや、ホントだってば!」


私も何を後輩相手に、ムキになって言い訳めいた発言してるんだろう。

だんだんアホらしくなってきた…。


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