Innocent Smile~ずっと一緒に~

「え~、佐那子さんって、恋…したくないんですか?」


遥ちゃんがのんびりした口調で、チクリと胸に刺さることを言う。

そ、そんなことはないんだって。

できないだけで……


「したいんだけどね…。
なりふりかまわず、夢中になれる恋人が欲しい。」


そこまで愛した人は…まだいないから。

そんな人に、出逢いたい。


「佐那子さんくらい美人なら、
恋人だって、すぐ出来そうなのにぃ…。」

「遥ちゃんくらいの年の頃ってさ、
私ももっと…恋するパワーみたいなのがあったんだよね。」

「恋する…パワーですか…。」

「うん。でも……
それもだんだんパワーダウンしてきちゃってて。」


どうしてだろう?

昔ほど、恋するための情熱が沸いて来ないのは。


< 27 / 374 >

この作品をシェア

pagetop