Innocent Smile~ずっと一緒に~
ズシリときた。
確かに、今の私は思ったままに行動しようとしていて。
ワガママを言う子供みたいなのかもしれない。
恭哉のために、北京に行こうとしていた大人の判断をした私は、
いったいどこへ行ってしまったんだろう?
そう思うと、今の私は……私らしくない。
「佐那子は大人だよ!! すげー物分りのいい大人だ!
だから俺のことも説得して、一人で北京に行こうと思ってたんじゃねーか!
親父も山口さんも、ソレわかってんだろ?
佐那子が真面目なのも知ってるから、
転勤にも従うって高をくくってたんだろーが!」
「お前はちょっと黙ってろ!」
ギャンギャンと興奮してわめきたてるような恭哉を、社長の声が一喝する。
思わず私まで体がビクっと跳ねた。