Innocent Smile~ずっと一緒に~

――― 恭哉

恭哉の胸の中に抱き締められると、凄く凄く安心して、心ごと体までとろけてしまいそう。

こんな男の人は、初めてなの。



「明日……婚約指輪、見に行こうか。」

「………いいの?」

「当たり前。って言っても、俺社会人1年目だからあんまり金ないけど。
給料3ヶ月分ってやつ? 心配しなくても、ちゃんと立派なの買うから。」

「ありがとう……恭哉、大好き。」

「…俺も大好きだよ。」


抱き締め合いながら、お互いの優しい幸せ色の温もりを感じ合った。


こんなに愛しいと思える温もりは、恭哉だけ。


こんなに愛しいと思える笑顔も、恭哉だけ。


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