恋のおわり。
「カンパ~イ」


三つのビールジョッキで乾杯をする。
金曜日、約束通り飲みに居酒屋に来ていた。


「いつぶり?三人で飲むの?」


「私の結婚前にお祝いしてもらって、それ以来だからすっごい久しぶりですね」


佳菜子さんとさやかがビール片手に話している。


面白い先輩がいるからと佳菜子さんをさやかに紹介したのは就職してすぐだった。


性格が似ている二人は意気投合して何かあると飲み会をしようと言っていた。


「さやかちゃん、ダーリンは良かったの?
一人寂しく夕食?連れてくれば良かったのに」


「たまにはいいんじゃないんですか。
一人になりたい時もあるみたいだから」


ちょっと冷たい感じで言うさやか。


「そんなものなの?」


いつもオノロケ話をしてくるさやかなのにどうしたのかな。


「ちょっと、ケンカしちゃって冷戦状態なの」


「何?何?早くも離婚の危機か?」


楽しんでいる感じで佳菜子さんが言った。




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