あたしこそが最愛最高の姫である
「……ねぇ、和矢くん大丈夫なの?」
そんな重ぐるしい雰囲気のなか、空気が読めていないのかなんなのか、俺らの姫さんが首を傾げながら聞いて来る。
よくこの空気でしゃべりだせるよな、おい。
でも誰も姫さんの言葉を返そうとしていない。
みんなリアルタイムで更新されているネットに釘付けだ。
そして玄武なんて半泣きになりながらパソコンにかじりついてしまっている。
お前も何があったんだよ、おい。
……はぁ。
めんどくさ。