秘密のこうかん日記
っと書かれてあった。


細くてお世辞にもきれいとは言えない字だった。


おそらく男の子だろう。



私はそれを読んだ瞬間プッと吹いてしまった。


だって怪盗Rって私の小説に出てくる登場人物だったから。


それに私の書いた小説を面白いって言ってもらえて嬉しかった。


今までそんなこと一度も言われたことなかったから


でも同時に私の書いた小説が読まれたんだって思うと恥ずかしくもあった。



私は今日1日ずっと頬がゆるみっばなしだった。


みんなに変な目で見られたけど気にしなかった。


それが私と彼との出会いだった。
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