別れたオトコと会う時は
理想の別れ方

デザート

ランチはとっくに食べ終わって、コーヒーもおかわり三杯目。


『ねぇ、デザート頼まない?』


カナコが提案してきた。


『まだまだ長くなりそうだしね。』


ユミが笑いながら賛成した。


『喋りすぎて、喉が乾いちゃったよ。冷たい飲み物でも頼もうかな。』


わたし達は、それぞれデザートを頼む。


カナコはショートケーキ。


ユミはコーヒーゼリー。


わたしはチーズケーキを頼んだ。


それぞれ目の前に好みのデザートが置かれた時、ユミが楽しそうに口を開く。


『それぞれ頼むデザートにも個性があるよね』



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