別れたオトコと会う時は
『カナコって本当、ショートケーキのイメージ。ふわふわの甘いクリームに甘酸っぱい真っ赤なイチゴ。まさに女の子!って感じ。』


一確かに!わたしは力強く頷いた。


『ハナはチーズケーキ。見掛けはシンプルなんだけど、濃厚な、やみつきになる味…。ベイクドチーズケーキだったり、レアチーズだったり、いろんな姿があるところも、ハナらしい。』


ため息をひとつ落とし、ユミが続ける。


『コーヒーゼリーのわたしは、苦くて黒くて…甘くなろうと思って透明なガムシロップかけても、結局、黒いまま変われないんだよね』





< 19 / 200 >

この作品をシェア

pagetop