別れたオトコと会う時は
別れてからも、アイツは優しかった。


わたしの一挙一動が、アイツを幸せにしたり、苦しませたり、悩ませたりした。


日々、消耗していくアイツの姿が、わたしにはとても辛かった。


そして、


わたしは、アイツを避けるようになった。


『別れたオトコ』一。


どんな自分でいたらいいのか、


わたしは、


あの頃も、わからなかった。



< 37 / 200 >

この作品をシェア

pagetop