ビターな彼氏の甘い誘惑

津川君は、
にっこりと営業スマイル。

「こんなとこで、どうしたの二人とも?」

「えぇ、ちょっと。」

私も、にっこり営業スマイルを返す。

「別に、その。」

嶋野さんは、ちょっと顔を赤くして
ぷるぷる 手をふる。


「?そうなの?
 あぁ、利理さん。
 今日飲み会だよね?」
「え?えぇ・・・・
 どうして知ってるんですか?津川さん。?」

「いやぁ、
 だって今日は朝から あの、 機嫌が悪くて…
 瀬川に聞いたら
 Web課が 飲み会っていうから。」

「・・・・・機嫌が悪いって・・・」

もしかして、
あの 部長 のことデスカ・・・?

思わず、
苦笑。

「あの・・?」
嶋野さんが きょとんと
津川さんと私を見る。


「あ、ナナちゃん。
 利理さんの 恋人ってさ・・・」

「ちょ、津川さんっ!!」

ノリでばらさないでよぉ!

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