ビターな彼氏の甘い誘惑

綾菜さんは、にっこりと笑って、
それ以上は追及しなかった。


私は、「ありがとうございます」

と、小さな声で呟いたけど・・・聞こえていたかしら・・・


綾菜さんってば
鋭い。


でも、
私が言いたくなるまで待ってくれるし、
何を言っても受け止めてくれるから、

素敵な先輩だなぁ。って本当に思う。


うぅーん。
勢いで
一夜を共にしちゃって、
ちょっとテンパっているんですぅって

しかも、
事がおわったら、
まったく相手にされず、
イライラしちゃってるんですって


流石に
仕事前にはいえないよねぇ。


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