あの日のハイヒール



今日は

静かでいいわね





洗濯機も回してるし







さっさと帰ろうかな





室内の電気を消そうとすると






外からキィーと高い音がする





車のタイヤとアスファルトが


擦れたこの音がするってことは


急いでるみたい



バンっと

ドアを閉める音がする




「はぁ、誰か来たみたいね」






ここまで帰る準備もしたのに


意味がなくなったわね







さぁて 仕事仕事








コンクリートでできている


階段を駆け下りると






常連の顔がふたつと


担がれてる少年






この様子だと意識は

なさそうね




「いつものとこに寝かせて、準備するから」






また

階段を駆け上がる







さっきの少年は、



2人に任せて


必要なものを持ってベットにこれでもかというぐらいの速さで駆け寄る




生死に関わるかもしれないのだから



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