blue moon
「すみませーん
会計して下さい」
店員さんを呼んだのは
キミ君だった。
「もう、ええねん」
店員さんを呼んだ
キミ君を止めたのは
青夜だった。
「もう払うてるから
ええねん」
「いつもすみません。
ごちそうさまです」
みんなは
頭を下げた。
「青夜…お金」
アタシは
青夜の服のすそを
引っぱった。
「サイフしまえ」
青夜は
それだけしか言わなかった。
多分
さっきトイレに行った時に
会計をすませておいたみたいだった。
「ごちそうさま。
みんなで来たら
いつも青夜が払うの?」
アタシは
みんなから離れたところで
聞こえないように
小さい声できいた。
「下を連れて来た時は
俺が払う。
上に連れて来てもらう時は
払ってもらう。
そんな感じやな」
上下関係は
こうやって成り立っているらしい。
会計して下さい」
店員さんを呼んだのは
キミ君だった。
「もう、ええねん」
店員さんを呼んだ
キミ君を止めたのは
青夜だった。
「もう払うてるから
ええねん」
「いつもすみません。
ごちそうさまです」
みんなは
頭を下げた。
「青夜…お金」
アタシは
青夜の服のすそを
引っぱった。
「サイフしまえ」
青夜は
それだけしか言わなかった。
多分
さっきトイレに行った時に
会計をすませておいたみたいだった。
「ごちそうさま。
みんなで来たら
いつも青夜が払うの?」
アタシは
みんなから離れたところで
聞こえないように
小さい声できいた。
「下を連れて来た時は
俺が払う。
上に連れて来てもらう時は
払ってもらう。
そんな感じやな」
上下関係は
こうやって成り立っているらしい。