17歳─恋のはじまり─
震える千紗を見て、
佐々木が壁をドンッと殴った。

ビクッと千紗が驚いて
振り返る。


「また、かよ…」

「佐々木くん…」

「また、人が居なくなんのか!?」


下を向いて
叫ぶように言葉をぶつける。

昔の記憶が蘇って、
グッと拳を握った。


俺だって、

アイツとまだ
話せてないことあんのに。


言いたいことがあんのに。


何で、
何で、

話せる時間がないまま
こうなんだよ!

どうして、
時間は待ってくれないんだよ!

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