愛してもいいですか



「……はぁ、」



一度落ち着こうと携帯をデスクに置く。するとコンコンとノックされ、開けられるドア。



「架代さん、今デザイン部から連絡があって、エムスターからデザインOK出たそうです」

「本当?よかったぁ〜……」

「全員で土日休まず働いた甲斐がありましたね」



姿を現した日向からの良い知らせに、ほっと胸をなで下ろす。

これでとりあえず、エムスターの件は一件落着……。隠しきれず安堵を浮かべる私に、日向はふっと笑う。



「とりあえずこれで安心ですね。お茶、淹れましょうか」

「えぇ、お願い。熱いやつね」

「はいはい」



その時、つい先程デスクに置いた携帯がヴー、と音を立てて震える。



「メール、ですか?珍しいですね、仕事中にプライベート携帯見てるなんて」

「えぇ、ちょっと……、!」



指先で操作し開いたメール画面には、『受信メール一通・松嶋さん』の文字。待ちわびていたその名前に、躊躇いなくすぐに本文を見た。


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