至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「それは優月が心配することじゃない」


……いや、心配するでしょう?普通。


確か昨日、旬にも言われた言葉だけど、これはスルー出来ない。


どう考えたって、生活するにはお金がかかってる。


「あの家に住んでいる人全員、凌牙の家族に面倒を見てもらってることになるんですか?」


和希が坊ちゃま……というからには、凌牙だっていいところの坊ちゃんなんだろうし。


あのゴールドカードだって、凌牙の親のものなのかもしれない。


でもなんの権利があって、それをあたしに充ててくれるのか。


黙って与えてもらうばかりじゃ、双葉園にいる時より、居心地が悪い。
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