至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
…………逃げ遅れた。
「それにしてもうまく撒けたな。あのデブすぐに諦めてやんの」
満足そうに笑った旬に、目を丸くする。
……撒いた?
「いかに俺らみたいのを追放したいってことだな。俺が騒いだらすぐ方向転換して追ってきやがった」
今度は面白くなさそうに顔をしかめた。
……どういうこと…?
「ごめんごめん。追ってたのは捕まえようとしてたからじゃなくて、もう助かってるよって教えてあげようとしてただけなんだ。
なのにキミめっちゃ足早くてさ」
大翔が顔の前で両手を合わせた。