至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ
「優月も真面目だな。いちいち伝えてたらこれから毎日七海に言われるぜ?」


烈さんも、呆れたように笑いだす。


「……いけなかったですか」


そんな風に言わなくてもいいのに。


少し気分が悪くなった。



七海さんがあたしに、琉聖さんに対しての社交辞令を言う必要性なんか全く感じない。


事情はわからないけど、一緒にいたくてもいられない。


そんな淋しさから出た素直な言葉だと思って、あたしは伝えたのに。



みんな冷たいな……。


女心をまるで分かってない男達にため息を吐いたとき、横からポツリと声が聞こえた。



「優月、ありがとな」


そう言って優しく笑った琉聖さんが、今日学校で見た七海さんの淋しそうな顔と重なった。
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