コンプレックス
「用がないなら行くけど。
まあ。用がないのに追いかけはしないか。
というか。能力持ちなんだね。
能力のこと。よくは知らない…みたいだし
残念だけど。私に勝てるやつはいない。
だから。帰ってもらう」
その子は目を赤く赤く
どこまでも赤く染めた。
あ…か…?
能力は不思議なもので
自分の能力によって使う時瞳の色が変わる
あか…
赤っ!?
まさかっ
赤は最強の…
「パイロキネシス…?」
女の子は私に向かって炎を出す。
「こういうの慣れてるけど。
あなたみたいな人。初めて。
けど。私が勝つのは目に見えてる。
相手が悪かったわね」
まずいっ!!
炎はすぐ近くまで迫っていた。