一目惚れなんですっ!
うっ、マジか


私、川森花は

一目惚れなんてこの世に生まれてから
一度もなかった……

まず、信じていなかった



「花ー!!」


ほら、呼ばれた方を見れば

可愛い

「サラちゃんっ!」


私の親友が居るんだもの。


これだけで、十分




「花、入学式遅れるわよ!」


あっ、そうだ
私、高校生になるんだ……

「今、行くっ!」


私は、サラちゃんのもとへ

走った。
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