赤と青の恋
「お前は茜ちゃんが好きで彼氏だった
茜ちゃんの存在ってすごいんだ
人に対する価値観を教えてくれた
言葉じゃなくて心でな
碧は自然と茜ちゃんのこと大事に思うようになった
やっと両思いになって幸せそうだった
今、見てる茜ちゃんの笑顔は本当の笑顔じゃない
今のお前は碧じゃないから」
「俺じゃない」
「茜ちゃんも碧も本当は心から笑ってない」
「…」
「辛いのに無理に笑うなよ、思い出したって伝えろよ」