赤と青の恋

皆には出発日を内緒にした
あえて始業式の日に行きたいとおふくろに頼んだ。
おふくろは

「それで良いのね?」

何回も聞かれた



出発の前日、健二に呼び出された。

「碧、本当は思い出したんじゃないのか?」

「いや、全然だよ」

「…そうか、じゃ
忘れた前提で話しをするか」
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