赤と青の恋
第二章
☆好きになった?
家の前まで来ると
健二が待ち構えていた。
健二は中学時代の悪友。
今は違う高校に通っているが付き合いは前と変わらない。
「碧!!遅いし
メール見てないのか?」
「あぁ持ってくの忘れてたからな」
玄関のカギを開けると
健二も一緒に着いてきた。
「相変わらず汚ねぇな」
そう言うとベッドの上に座り込んだ。
机の上で携帯の着信ランプが光っていた。
履歴を見ながら健二に尋ねた。
「健二、何かあった?」
「何かないと来ちゃいけないか?」
「んなことねぇよ…何だ?」