Candy House
よかった、ややこしい方向へ行く道は打破できたみたいだ。

ホッと胸をなで下ろしたあたしに、
「ところで、アサちゃんの婚約者の話なんだけど…」

男の人があたしたちに質問をしてきた。

「えっ?」
と、あたし。

「こいつ、何にも聞いてねーのかよ」
と、安部さん。

「聞いてくるってことはそうなんだよ」
と、上野さん。

あたしたちは顔を見あわせると、
「お邪魔しましたー」

男の人に頭を下げた後、その場から逃げ出した。

あたしたちもう面倒見れないから逃げるよ!
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