Candy House
「わーっ、キレイですねー」

そう言ったあたしに、
「じゃあ、髪飾りはこれでいい?」

さくらさんが聞いてきた。

「あ、はい」

あたしは首を縦に振ってうなずいた。

「じゃあ、決まりねー。

明日2人でお祭りに行くんでしょ?

何時ぐらいに行くか聞いてる?」

さくらさんが聞いてきた。

「えーっと、確か…6時くらいだと聞いています」

あたしは答えた。

「6時か…。

浴衣は着るのに時間がかからないから、5時半にまたきてくれるかしら?」

さくらさんが言った。
< 319 / 370 >

この作品をシェア

pagetop