Candy House
Candy●Extra

我が輩は白猫である

我が輩は白猫である。

温かい日差しが照らすリビングで昼寝をすることが、我が輩の毎日の楽しみだ。

「おい、見ろよ」

そう言って我が輩のことを指差したのは上野と言う男である。

某ネズミのキャラクターがプリントされたTシャツを身につけている。

「んー、どうしたー?」

それまでテレビを見ていたのは、安部と言う男である。

この男のトレードマークは黒一色である。

「日が当たってるところで昼寝してるから毛がフワフワになってる」

我が輩を指差して笑いながら言った上野に、
「おー、すげーな」

安部が我が輩に視線を向けた。
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