Candy House
ど…奴隷…?

安部さんがあたしの奴隷?

何それ、どう言うこと?

「何だったら、一生ノゾミちゃんの奴隷でも構わないよ。

ノゾミちゃんのためなら何でもするから」

ニヤッと笑った安部さんに、何故か抵抗することができないあたしがいた。

「安部くーん?」

上野さんの声に視線を向けると、
「何だ寝たんじゃなかったのかよ」

安部さんが毒づくように言った。

「そう言う安部くんだってノゾミちゃんにセクハラやってんじゃん。

しかも“奴隷になってもいい”って何?」

上野さんはあたしから安部さんを引き離した。
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