『エレベーター』from The Eleveter
外も洞窟内と変わらず恐ろしく寒かった。洞窟内よりも寒く感じる程だ。地面は干ばつ状態で雨は降っていないなと思った。しかし、何年前、いや何十年、何百年前かに雨が降った事は確実に分かった。その後、照り付ける暑さになった事も分かった。その根拠は、地面がヒビ割れ干ばつ状態になるには大雨の後何年も激しい暑さにならなければ地面は干ばつしないのだ。

太陽があるのか?この世界に。朝もあるのか?この闇夜、巨大な山々の岩肌の恐ろしく濃い青、それはこの闇夜に見事にマッチし過ぎている、まるで朝などなく一生この闇夜の状態の様に。

「何だここは?地獄か?」ジョン・スミスはその場に立ち尽くし言った。

ほぼ放心状態に陥っていた。そのままボッーと前進を開始した。

ここの空気は気味の悪い何か透明な物体が空気を泳いでいる様だ。小説や映画の世界の様だ。アーノルド・シュワルツネッガー主演の映画トータルリコールの火星都市の外、火星の光景。確かトータルリコールの火星の地面はさらさらの砂だったな。
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