コンビニの彼
「あの……私の顔に何かついてますか…?」
まじまじと少女の顔を覗き込むあたし。
う〜ん、…似てる。
ていうか間違いない。
あたしはポケットから手帳を取り出すなり、中を開き少女と見比べる。
すると手帳を見た少女が「あっ!」と小さく声を上げた。
「その手帳…私のです」
あたしが手にする手帳をまじまじと見つめ、何故それをあたしが持ってるのか理解出来ないというように、あたしの方を見た。
「あ、これ?拾ったのよ」
あたしはその手帳を持ち主に返した。と、同時に猿の言葉が蘇る。
”ここにこの子が来たら、お前から手帳を返してやってくれよ”
”…ついでに彼氏がいるかどうかも…”
そうだ、そんな頼み事をしてきたんだ奴は。
まぁ引き受けたからには、約束は守らないとね。
「ついでにその手帳、さっきの金髪の猿男が拾ってくれたのよ」
「え…?そうなんですか?」
少女は意外そうな顔をした。

