too cute(可愛すぎる)
「恋愛ドラマ見て面白いか?」
CM中に本宮が話しかけてきた。
「面白いと言うか他人の恋愛だから客観的に見れるし現実にはそうそううまくいかないでしょ」
「そうだな。片想いで終わるのがほとんどだしな。…俺みたいに」
「…何よ。今それ言う訳?」
ふいにそんな事を言われ少し動揺してる。
「いつ言うんだよ。会社で言うのかよ、早瀬が好きだって」
「…」
「なぁー、これっぽっちも俺の事、意識しない?」
「……しな‥ぃ」
「これでも?」
隣に座ってた本宮が近くに寄り私の肩に腕を回した。そのまま私の頭を自分の肩に傾ける。
「ちょっとー」
「これくらいいいだろ。…キスは挨拶って言うくらいだから」
「あれはっ…。あれは本宮が気を使わないように言ったんでしょ」
「ほらっ、続き始まるぞ」
はずさない本宮。
はずそうとしない私。
本宮に触れたところが熱い。
ドラマの続きが始まったがこの状況で集中出来る訳もない。
近すぎる本宮の顔。
本宮の寝顔にキスした事がよみがえる。
テレビの中では恋人になった二人が抱き合い
…キスしてた。
見てるのはテレビの世界だけど
頭の中は現実でいっぱいだった。
「…早瀬」
「…」
「…早瀬」
「…」
「…早瀬?」
私の顔を本宮が覗き込んだ。
…。
見つめる本宮の目にドキッとする。
見ているものも現実に変わる。
近過ぎる本宮の顔に思考が止まった。
何をすべきか。
何を言うべきか。
答えはシンプルだった。
自然に目を閉じる。
ほんの数秒後、静かに本宮の唇が重なった。
CM中に本宮が話しかけてきた。
「面白いと言うか他人の恋愛だから客観的に見れるし現実にはそうそううまくいかないでしょ」
「そうだな。片想いで終わるのがほとんどだしな。…俺みたいに」
「…何よ。今それ言う訳?」
ふいにそんな事を言われ少し動揺してる。
「いつ言うんだよ。会社で言うのかよ、早瀬が好きだって」
「…」
「なぁー、これっぽっちも俺の事、意識しない?」
「……しな‥ぃ」
「これでも?」
隣に座ってた本宮が近くに寄り私の肩に腕を回した。そのまま私の頭を自分の肩に傾ける。
「ちょっとー」
「これくらいいいだろ。…キスは挨拶って言うくらいだから」
「あれはっ…。あれは本宮が気を使わないように言ったんでしょ」
「ほらっ、続き始まるぞ」
はずさない本宮。
はずそうとしない私。
本宮に触れたところが熱い。
ドラマの続きが始まったがこの状況で集中出来る訳もない。
近すぎる本宮の顔。
本宮の寝顔にキスした事がよみがえる。
テレビの中では恋人になった二人が抱き合い
…キスしてた。
見てるのはテレビの世界だけど
頭の中は現実でいっぱいだった。
「…早瀬」
「…」
「…早瀬」
「…」
「…早瀬?」
私の顔を本宮が覗き込んだ。
…。
見つめる本宮の目にドキッとする。
見ているものも現実に変わる。
近過ぎる本宮の顔に思考が止まった。
何をすべきか。
何を言うべきか。
答えはシンプルだった。
自然に目を閉じる。
ほんの数秒後、静かに本宮の唇が重なった。