大好きなあなたへ…
やだよ…
プルルルル、プルルルル。
「みずきー電話よー」
お母さんから呼ばれて電話にでた。
相手は、和也のお母さんだった。
「みずきちゃん。和也が…」
お母さんは泣き崩れている感じだった。
私は何もかも忘れるぐらい本気で病院まで走った。

病室に入ると、酸素マスクをつけ、傷だらけの和也がいた。
私も涙でぐしゃぐしゃだった。
まさか、和也が…和也が死ぬわけない。
私は、和也の病室に一晩中いた。
「なんで、和也なの?」
お母さんによると、大型トラックが突っ込んてきたらしい。
そのせいで和也は…
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