FOURTEEN DAYS


びっくりしすぎて死ぬかと思った。

だって、ふたに手をかけたらいきなり樋口が飛び出して大声だすから。

それに、ティッシュでぐるぐるまき。


「ぷっ!はははは!!お前超ウケる!!

何?もしかしてお化けとか無理なのに花子さん役なわけ?」


「知らないよお!!全然平気だし!!

やりたくて花子さんやってるんじゃないんだからね!」


おどろきすぎて、必死になって、目にうっすら涙がにじむ。



うわ・・・これくらいで泣くとか、ダサいよあたし。



「ちょー・・おい、泣くなよ!そんなビビッたか?
く・・・ぷ、わ、悪りい!悪かったよ!」


樋口が真剣な顔をして言うから許そうと思ったのに、途中で噴出された。

むかつく!!


「笑ったでしょおー!知らないからッ!!」



< 142 / 240 >

この作品をシェア

pagetop