自己実現~【本当の自分】【新しい自分】【思い出】~実験小説 (馬鹿と天才は紙一重)
《そういう事って、この状況でそんな事言われてもめっちゃ怖いだけなんですけど…》
〈案ずる事はない。あれはただの警備員、そして私はお前の見方だ〉
《なんだ…あれ警備員だったの?驚かせないでよ…》
〈それよりどうする?このまま黙って警備員に捕まるか?それとも奴等から逃げる為にこの教室の窓から飛び降りるか?〉
《…?!逃げる為にここから飛び降りる!?
ここ学校の2階だよ!そんな事くらいで死にたくないよ!》
〈大丈夫、そんな事くらいでは死にはしない〉
《そ、そんな事くらいって…》
〈だから飛び降りればお前は何一つ傷を負う事無く助かる事になっている〉
《嘘でしょ?》
〈本当だ!嘘だと言って欲しいのか?〉
私は竦んだ足をどうにか持ち上げ窓から校庭を見下ろした。
例え本当に無傷で済むとしても…
流石に恐すぎるよね…
ハハハ!
てか私一体どうしちゃったんだろ…
本当にマジで頭可笑しくなった?