いきば〜禁断の蕾〜(完結
あっ、と気付いた様に尚都を見上げると

「初騎君の様子は?」

切ない顔付きになる蕾

「兄さん?大した変化は無いよ」

言われ、そっかと顔を下げる蕾

「たまたま落ちた所が芝生で
あの辺スプリンクラーで常に土がぬかるんでるし
で発見も早くて命だけは助かっらしい」

尚都の言葉にそっかと相槌を打つ蕾

でも、そんなのは上の空と言う感じ

尚都は顔をしかめた

「何で兄さんと一緒に飛び降りたの?」

尚都の声が変わる

「一緒じゃ無くて
初騎君が止めよと…」

蕾が言いかけたが

バン

と言う音と共に、蕾の両肩に痛みが走った

尚都は、ベッドの上に乗っかり
蕾の両肩を両手で押さえ付けていた。

押し倒したような感じである

「っつ、痛いよ尚都君」


顔をしかめる蕾に

「嘘だ」

叫ぶ尚都

「何が?ここ病院だよ」

困悪し、先程尚都に言われた言葉を言い返す蕾

「お母様に聞いた
蕾ちゃんは僕のお父さんが不倫して出来た子供だって」

蕾を押さえ付けている手に力が入る

「だから兄さんと…
蕾は兄さんが好きなんだろ?」

顔をしかめる尚都
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