いきば〜禁断の蕾〜(完結
諦めようにも頭が言うことを聞かない



回る沙紀の言葉




『〇〇の子供なんて…』




その〇〇が気になるらしく、ずっと昨夜から何百回も回っている


下手すれば何千回もだ

さすがに気持悪くなって来た

それでも辞めず回る言葉。

初騎は頭を押さえた。





その時


「開けても良い?」

懐かしくて、聞きなれた可愛らしい声がカーテン越しに聞こえた

『駄目だ』


そう言いたかったが

「入れ」

口が勝手にに言っていた。


カーテンを開け

入って来る女の子は、予想通りで

会いたく無かった奴


初騎は、とっさに睨んでしまう

「頭痛いの?」

心配そうに初騎を見つめる蕾

「別に」

初騎は、冷たく言うと頭から手を離し窓の方を向く

「折角の日曜なのに…
何、怒ってるの?」

軽く怒る蕾

そう今日は日曜日

蕾は私服で来れる

「お前こそ何、その服」

初騎は軽く嫌味を言う

蕾は消え切らないキスマークをタートルネックの服で隠していた。

その服装は、初夏の暑さには似合わない

「冷え性なの」

少しごもる蕾

「へーそうだったっけ?」

初騎は嫌らしく笑った
< 189 / 248 >

この作品をシェア

pagetop