いきば〜禁断の蕾〜(完結
ぎゅっ

イキナリ片腕を初騎に強く握られ
動きを止められた

「え?」

驚き振り返る蕾

「尚都の専用になったって言うのは本当か?」

初騎の顔をは、不安そうに蕾を見る




「うん」

蕾は、戸惑いながらも頷いた

「そうか、良かったな」

初騎は、手を離すと蕾から離れ
向きを変えると自分の部屋へと向かった。






歩く速さは、いつの間にか早歩きになり
部屋に着く頃には走っていた。



分かっていた

自分には蕾を守れない事



分かっている

尚都と居た方が蕾は安全な事



でも嫌なんだ

蕾が他の男の物になるのが


自分にもっと力があったなら




「クソッ」


初騎は、部屋に入ると思いっきり壁を蹴りベッドに顔を伏せた。


自分が昭一と不倫相手との間に出来た『汚れた子供』
じゃ無かったら


そうだったら


今の状況は変わって居たのだろうか…

初騎は、そんな事を考える度に苦しくなった













蕾は、尚都の部屋の前まで来て扉をノックした


「入っていいよ」

部屋の中から言われ、蕾は扉を開けた。
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